CentOS LiveCD 5.3 リリースノート
Contents
1. 翻訳
リリースノートは、下記の言語に訳されています。
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2. はじめに
CentOS開発チームはCentOS 5.3 i386 LiveCDをリリースします。 このLiveCDはCentOS 5.3 i386版がベースになっています。
CentOS 5 i386 LiveCDは、以下のCentOSミラーからダウンロードすることができます。 http://isoredirect.centos.org/centos/5/isos/i386/
- ファイル名: CentOS-5.3-i386-LiveCD.iso
- サイズ: 691MB
- サイズ: 54bc01353cc67c4ddfaa7f1bc3b75c0e
- SHA1値: 4d01884a67d585b9431336a6db39f7ec66dddc47
私たちは、CentOS 5.3 LiveCDのイメージを作るにあたり、Fedora livecd-tools projectが提供するツールを使いました。このツールの利点には以下のようなものがあります。
- すべてのディレクトリが書き込み可能です。
- LiveCDを作るまでのプロセスが簡単です。
- LiveCDイメージをUSBドライブに転送できます。
3. パッケージとアプリケーション
LiveCDには以下のソフトウェアが含まれており、ワークステーションとして使用できます。
- openoffice.org 2.3.0
- firefox 3.0.6
- thunderbird 2.0.0.18
- pidgin 2.5.5
- xchat 2.6.6
- gimp 2.2.13
レスキューCDの用途として使えるよう以下のツールが収録されています。
- memtest86+-1.65
- Full set of LVM and RAID command line tools
- Nmap and NMapFE
- traceroute
- samba-3.0.33 with cifs kernel support to connect to Windows file shares
- System Log Viewer
- GUI Hardware Device Manager
サイズを700MB以下に収めるため、次のパッケージは削除されました。もしも使いたい場合は、LiveCD環境で yum install コマンドにてインストールしてください。
- emacs
- k3b
- scribus
4. 既知の問題点
- ブートオプションの「Boot from local drive」は環境により機能しないことがあります。
- 起動時に以下のようなメッセージが表示されることがありますが、システムに問題はありません。
memory for crash kernel (0x0 to 0x0) not within permissible range
- サスペンド状態に入った後にレジュームを行うとシステムが不安定になることがあります。
5. ネットワーク インストール
Live CDの起動オプションに"Network Install"という項目がありますが、このオプションで起動すると、"CentOS-5.3-i386-netinstall.iso"というISOファイルと同じ動きをします。 このオプションを使うことで、FTP、HTTP、NFS、CD、ハードディスクなど任意の方法でインストールすることができます。 詳しくは以下のURLをご確認ください。
http://www.centos.org/docs/5/html/5.3/Installation_Guide/s1-installmethod.html
http://www.centos.org/docs/5/html/5.3/Installation_Guide/s1-guimode-textinterface-x86.html
(NFS、CD、ハードディスクからのインストールは、全てのCentOSツリーもしくはISOイメージが必要となります。LiveCDのメディアだけではインストールを行うことができません。)
LiveCDからインターネットを通じて、HTTPやFTPなどの方法でインストールする場合、以下のURLを確認することで近くのサーバーを見つけることができます。
http://www.centos.org/modules/tinycontent/index.php?id=13
HTTP経由でネットワークインストールを行う際、もし、あなたが理化学研究所のサーバーを選ぶとすれば以下のURLがブラウズできることを確認してください。
http://ftp2.riken.jp/Linux/centos/5/os/i386/
HTTPインストールを行う際に以下の情報を入力してください。
Server: ftp2.riken.jp Path: Linux/centos/5/os/i386
他の場所からインストールを行うには、サーバー名とパスを読み替えてください。
6. コミュニティの参加
CentOSユーザとして、あなたもいろいろな方法でCentOSコミュニティに貢献することができます。詳しくは CentOS Wiki の Contribute をご覧ください。
6.1. CentOS LiveCD プロジェクト
CentOS LiveCDは、CentOS LiveCD project にて開発を行っています。このサイトでは様々なトピックを取り上げています。
- LiveCDを制作するためのツールセットの取得方法
- LiveCDイメージの作り方
- フラッシュメモリへのLiveCDイメージの転送
- PXEを使って行うLiveCDのブート
- LiveCDのカスタマイズ方法
6.2. メーリングリストとフォーラム
あなたがこのコミュニティで他のユーザを助けることができる別の方法はメーリングリストかフォーラムに1つでも参加することです。そして、活発にユーザの問題を解決してください。そして、他のユーザと解決策について議論してください。
7. 謝辞
この製品に対するたくさんの人々の協力に感謝します。 今回、Brandon Davidson の貢献により SATA CD-ROMドライブから起動する際の互換性問題が解消されました。
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